Profile


-プロフィール-

政木 哲司(まさき てつじ)

シテ方金春(こんぱる)流能楽師
重要無形文化財総合指定保持者
公益社団法人 能楽協会東京支部会員
2018年より宮島観光大使 就任

1973(昭和48)年 東京都出身
さいたま市在住

故櫻間辰之 及び 山中一馬に師事

経歴

2005(平成17)年、「熊坂」にて初シテ(主役)。以降、2006(平成18)年「石橋」、2007(平成19)年「乱」、2012(平成24年)年「道成寺」を披く(ひらく)。
2011年より新春鴻巣能を企画・開催、主演(シテ)を勤める。

2018年、宮島観光大使就任。
2019年、宮島 厳島神社にて夏汐能を開催し、「舟弁慶」を舞う。
2020年、重要無形文化財総合指定保持者の認定を受ける。

現在は都内の定期能などに出演するほか、都内、埼玉、広島、オンラインなどにおいてお稽古や講演活動など能の指導、普及に取り組む。

能との出逢い

映画が好きなこともあり、高校生時代は映画製作に携わる仕事に憧れを抱いていました。演劇にも興味を持つものの、実際に演劇に触れてみると演じ方や表現に違和感を感じ、その先に進むことはありませんでした。

大学では物理学科を専攻、古典芸能や歴史には別段興味のない生活でしたが、大学進学の際にたまたま能楽サークルに誘われ、「1か月くらいでもいいから」と言われてやってみたことが始まりです。近くで見る謡や舞を恰好いいと感じ、能楽に目覚めることになりました。4月にサークルに入り、6月には『春栄』の仕舞で本番を迎えました。

古典というよりも「耳で聞いて同じ響きで響かせて舞う」「音楽」という意識があり、謡については今もチェロのような響きをイメージしています。

また、当初は能楽を始めたことを両親に言っておらず、扇や白足袋を箱に隠していました。

能の面白さ

映画監督をするとなると、役者を探し、脚本を書き、演出し、撮影し…と大勢の人の力と肯定を要しますが、能楽では主役を演じる人が自分で演じ、沢山の出演者さんと協力しながらも、自分の感性で自分の思い通りに舞台を作ることができます。

また、「演技しない演技」「大げさな演技をしない」こと、なるべく最小限の動きで最小限の感情を伝えながらも、内には秘めるものがあり、しかしそれを頑張って外に出さない演劇が自分の中でしっくりきました。

能の面白さを伝えたい反面、それをしたら負けという思いも自分の中にあり、伝わらなかったら伝わらなかったで「伝えられなかったその時の自分の演技に何か問題がある」と考えています。

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