オンラインでお能トークを開催しました
本日3月10日(水)は、オンラインでお能トークを開催しました。
「敷居が高い」「難しそう」と思われがちなお能に、より気軽にコンパクトに触れていただくための1時間ほどの会でしたが、お稽古を受けてくださっている方、講座や舞台に足を運んでくださった方、全く初めましての方…と幅広い方々にお集まりいただきました。
『杜若(かきつばた)』
今回のテーマは能の演目である『杜若(かきつばた)』。
『杜若(かきつばた)』は、『伊勢物語(平安時代初期に実在した貴族である在原業平を主人公とした和歌にまつわる短編歌物語集であり、主人公の恋愛を中心とする一代記的物語)』に記されたエピソードを軸に、夢幻能ではめずらしく一場で展開する簡潔な曲。
画面共有で謡本を見ていただいたり、最後には一節を謡わせていただきました。
開催後にはご質問も沢山いただきましたが、お耳だけでご参加くださった皆様からもチャットを通して
「耳だけでしたけど心地よく聴かせて頂きました☺️」
「伊勢物語、読んでみたいです」
「最後の舞のところが実際に舞台でどんな感じになるのかぜひ観てみたいなってって思いました♬」
「敷居が高いと思い込んでいましたが、先生の柔らかい語り方でかしこまらずに楽しめました😊」
「いま、ドラマでも取り上げられていて興味があったので、杜若も、他の演目も勉強してみる楽しみもできました👀」
というお声をいただきました。
(会の中でご紹介した伊勢物語の本をその場でネット予約し、そのまま書店で受け取られた方もおりました!)
今後も何らかの形でこういった会を開催できばと思います。ありがとうございました。
3月24日(水)は国立能楽堂でシテ(主演)を勤めます
また、2021年3月24日(水)の金春会定期能(国立能楽堂)では私が『杜若』のシテ(主役)を勤めます。
みなさま、ぜひ足をお運びくださいませ。チケットをお求めの際には直接ご連絡ください。