オンラインでレクチャー会を開催しました『鵺』
昨日11月2日(火)は、オンラインで『鵺』のレクチャー会を開催しました。
「敷居が高い」「難しそう」と思われがちなお能ですが、より気軽に触れていただくための1時間ほどのオンライン講座です。
ご参加の皆様にはお分かり頂けたと思いますが、だいぶ敷居は低くなりましたよね。お能の世界を知っていただけるきっかけになれば嬉しいです。
今回は初めての試みですが、後追い視聴もできる様にいたしました。またこういった企画を開催していきたいと思っております。
ご参加いただいた皆様ありがとうございます。
『鵺』
今回のテーマは能の演目である『鵺』。
『鵺』は「平家物語」をもとに、成仏を願いつつも叶わない鵺の孤独と、敗者の悲哀を描いた世阿弥の作品です。
今回も画面共有で各種資料や謡本を見ていただいたり、最後には一節を謡わせていただきました。
開催後にはご質問も沢山いただきましたが、
「能では自分なりのイメージを浮かびつつ、能についてや鵺のお話をお聞きししていたら、ますます能の世界を知りたくなりました」
「このまま、収束となれば、東京に足を運んで、先生の能をぜひ拝見したくなりました」
「緊張ほぐれるフェイスカバーの始まりからどんどん先生のお話に引き込まれておりあっと言う間のお時間でした」
「演目の時代背景に、能の世界でのスタンダード、お話下さるその一つ一つを知っているかどうかで当日の舞台が全く違って見えるのでしょうね」
というお声もいただきました。
今後も何らかの形でこういった会を開催できばと思います。ありがとうございました。
11月14日(日)は国立能楽堂でシテ(主演)を勤めます
また、2021年11月14日(日)の金春会定期能(国立能楽堂)では私が『鵺』のシテ(主役)を勤めます。
みなさま、ぜひ足をお運びくださいませ。チケットをお求めの際には直接ご連絡ください。